ここでは、縦向歪曲ランキング「逃亡聖詠」に登場する新しい敵・Bossの特性を解説します。
本記事の他にも縦軸歪曲ランキングに関する記事を幾つか執筆しています。良かったら、参考にしてみて下さい。
【縦向歪曲ランキング総合ガイド】
(1)進行システムガイド
「ランキングの進め方」や「第1ランキングと第2ランキングの関係性」について説明
https://kafka8698.hatenablog.com/entry/2023/09/15/173023
(2)第1ランキングガイド
第1ランキングについて解説
https://kafka8698.hatenablog.com/entry/2023/09/15/063320
(3)基本ガイド-第2ランキング
ランキングの基本的な仕様やギミック、各エリア区分を解説
https://kafka8698.hatenablog.com/entry/2023/09/15/173131
(4)編成ガイド-第2ランキング
ランキングでオススメな編成や人形について解説。
https://kafka8698.hatenablog.com/entry/2023/09/15/173110
(5)新規敵・Bossガイド
ランキングに新しく登場する敵やBossの情報・攻略法を解説
https://kafka8698.hatenablog.com/entry/2023/09/15/173045
(6)参考動画集
各スコア・順位目標に対応したオススメの参考動画を紹介
https://docs.google.com/spreadsheets/d/17-Pj_DlZtrW7bxAPsXRYV3gbKS99lBrNcFX8_K27Ask/edit
(7)第2ランキングdata集
ランキングの湧き敵/初期敵、上位チャートのスコアテーブルや使用可能部隊例について掲載
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fQw3Pf0UdPcwJKHKQFbQ7XY3MpGACIpYRU_JzC5-6dc/edit?usp=drive_link
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★新規敵+α-分析
今回のランキングでは、計5体の新規正規軍敵敵が追加されています。ランキングをプレイする上で、これらの敵の特性について知っておいて損はしないので、以下に簡単にまとめておきます。部隊編成の話とも関連があるので、ランキングの「編成ガイド」をじっくりと読み込みたい方は、先にこちらの記事に目を通しておいた方が良いかもしれません。
★雰囲気要約画像
①莱卡翁(緑ガンダム)
【基本説明】
「中HP/低回避/中装甲」の非エリート敵。射程が非常に長いことから、こちらの射程範囲外に立っていることが多いです。ターゲティングも特徴的で、通常時の攻撃は「前方の人形2体」を同時に攻撃してきます。
又、「最もHPの低い人形」が立っている1マスを一定時間爆撃し続けるというスキル攻撃も仕掛けてきます。
スキル攻撃の前兆・予備動作として、爆撃を行うマス上に警告マークが表示されます。
マークを視認次第、すぐに狙われた人形を退避させましょう。予備動作から実際の爆撃までの猶予時間は、そこまでシビアなものではないため、回避自体は比較的容易だと思います。但し、RFやMGのような足の遅い人形だと、回避されるのが非常に難しいです。
【攻略法】
緑ガンダムは、部隊の射程範囲外に立っていることが多いので、基本的にこちらから手出しをすることは難しいです。従って、攻略法と言えるか分かりませんが、この敵については基本放置で、あまり気にしなくて良いです(というより手出し出来ません)。スキル攻撃については、人形コントロールで回避出来るので、警告マークが出たらきちんと避けましょう。
■スキル被弾位置(爆撃地点)のコントロール
リカオン戦では「どのマスに爆撃をさせるか」というスキル誘導も大切です。リカオンのスキルターゲットは、予め分かっている(=部隊内で最もHPの低いユニット)ので、低HP人形を移動させることで、爆撃の着弾点も変更することが出来ます。
ではどういった際に「スキル(爆撃)誘導」を行えば良いでしょうか。例えば、下画像のケースです。
イージスやケリュネティス等の取り巻きを全滅させると、リカオンの元に向かうため、部隊移動が発生します。取り巻きたちはもう少しで全滅するので、後少しすれば部隊移動が始まりますね。
一見すると、グリズリーをキーパッド6番(か他の安全なマス)に退避させれば良いように思われますが、実は悪手です。
というのも、部隊移動が発生すると、後ろにいるアタッカー(漢陽)が爆撃地点を通過し、爆撃に巻き込まれるからです。こういった事情から、リカオン戦では「部隊移動」が発生することを見越して、爆撃地点(スキル被弾位置)を味方人形が巻き込まれない位置に予め誘導しておく必要があるという訳です。
例えば上の画像のように、予めグリズリーをキーパッド123番の列に移動させておけば、安全を確保した状態で部隊移動を行うことが出来ます。警告マークが出たら、グリズリーをキーパッド6番か9番に移動させましょう。
(1番2番退避だと、部隊移動で前進した時にグリズリーが爆撃に巻き込まれます)。
■通常攻撃について
リカオンの通常攻撃は「中〜高火力/中程度の命中」なので、SG等の装甲盾にせよ、SMGやHG等の回避盾にせよ、ある程度の被ダメージは避けられません。乱数次第では一応通常攻撃を回避出来ることもありますが、全ての攻撃を回避する乱数を引くのは至難の業ですから、(通常攻撃に伴う)多少の被弾については忍容すべきだと思います。
■RFやMGがスキルのターゲットとなる場合
前述したように、足の遅いRFやMGは、リカオンの爆撃スキルを避けるのが非常に難しいです。そういった場合は発想を転換させて、スキルを避けようとするのではなく、スキルのターゲットを変更する方向で対応した方が良いかもしれません。即ち、リカオンの爆撃対象は「最もHPの低い人形」ですから、HGやSMG(SG)を意図的に被弾させて、本来のターゲットであるRFやMGよりも HPを低くすれば良いということです。残HPについて、「RF(MG)<非アタッカー」となれば、アタッカーはリカオンの爆撃から逃れることが出来るようになります。
■オマケ
部隊中にスオミやアルケミストがいる場合、緑ガンダムを低被害で撃破出来ることがあります。
上記動画のように、緑ガンダム以外の敵を殲滅したら、直ちにスオミ(アルケミスト)以外の人形を撤退させます。つまり、スオミ(アルケミスト)単体で残った緑ガンダムたちを撃破するということです。スオミ厄介な緑ガンダムの通常攻撃を「吸収盾+被ダメージ減少」によって耐えられますし、「割合ダメージ」という強力な攻撃スキルまで持っていますから、単体でも問題ないです(アルケミストも似たような感じです)。
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②埃奎斯(緑ウーラン)
【基本情報】
「超高HP/低回避/高装甲」のエリート敵。戦闘開幕時は後方に位置しており、挙動が少し特殊です。
まず、6s毎に(緑ウーランから見た)前方の1マス範囲をスキャンしてきます。又、敵側に機械系正規軍ユニットがいる場合は、それらのユニットに吸収盾を付与します。
もし当該スキャン範囲内にこちらの人形がいた場合、対象に300(リンク1体に対して20のダメージを3発: 20*5*3=300)ミサイルによる装甲貫通攻撃(リンク攻撃)を行います。
逆にスキャン範囲内にこちらの人形がいない場合、緑ウーランが1マス分前進してきます。
【攻略法】
緑ウーランの攻撃は「リンク攻撃」ですから、吸収盾を展開できる人形が相性的には良いです。しかし、並の吸収盾では攻撃を全て受けきることは難しいため、事実上のDPSチェック(緑ウーランが自部隊の人形をスキャンしてくる前に倒しきること)を強いてくる敵だと言えるでしょう。基本的には「やられる前にやれ」を実行すべき敵であるということです。
しかし、例外的に以下のユニットを使用する場合、DPSチェックを無視することが可能です。
(吸収盾の展開量がとりわけ多い人形)
スオミ(別名:GnKのアルケミスト)とアルケミストは、吸収盾の展開量、或いは展開サイクルが他の人形と比較にならない程優秀です。そのため、緑ウーランからミサイル爆撃(リンク攻撃)を受けても涼しい顔で受け流すことが出来ます。目安として、スオミは2~3体、アルケミストは3~4体の緑ウーラン爆撃を耐久出来るという感じです。
但し、緑ウーランの数が多い、或いは緑ウーラン以外の敵の攻撃によって吸収盾が瞬時に溶けるというようなケースもあり得るので、過信は禁物でしょう。
③イントゥルーダー 終幕魔女/ゴリアテ工房
(デコイ系ユニット)
緑ウーランの重要仕様の1つとして、スキャン範囲内に人形等が入っており、爆撃を行った際は「前進しない」というものがあります。逆に言えば、スキャン範囲内に誰もいなかった場合のみ、緑ウーランは自部隊人形の方へ接近してくるということです。この仕様を利用して、意図的に「デコイ」を緑ウーランにスキャンさせることで、緑ウーランの動き(前進)を半永久的に封じることが出来ます。
上記動画を見れば分かるように、「ゴリアテ工房が発射するゴリアテ」や「ハロインが召喚するユニット」等のデコイをスキャンしているため、緑ウーランは不動のままです。敵がずっとその場に留まってくれている訳ですから、一方的にタコ殴り出来ます。たとえDPSが低い部隊だとしても、殴っていればいつか倒れてくれます。泥仕合でも卑怯だとしても、最後に立っていればそれは勝者の雄姿なのです。
話を要約すると対緑ウーラン用の攻略法は以下の3つに大別されます。
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③MG型サイクロプス
【基本情報】
「低HP/0装甲/低回避」且つ「高火力/高射速/高破甲」のエリート敵アタッカーです。命中値は最大でも「26」とかなり低く設定されていますが、破甲が最大で「187」と異常なほど高いことが特徴です。そのため、装甲を盛って敵の攻撃を無効化するSGと非常に相性が悪いです。更にMGキュクロープスは、低命中ながら高火力・高射速であるため、回避を盛っていない通常のHGやSMGについても、一瞬で蒸発させられる可能性があります。
名前に「MG」を冠していることからも分かるように、MGキュクロープスは一定時間攻撃を行うと「弾倉交換」(リロード)を行います(弾倉交換中は攻撃をしてきません)。
又、パッシブスキルとして、弾倉交換後の初弾には、攻撃対象の火力と命中を低下させるデバフ効果があります。
このように攻撃性能と殺意が高いキュクロープスMGですが、その反動として、装甲・回避性能に乏しく、HPも低く設定されています。まさに「紙耐久且つ神火力」という感じですね。
【攻略法】
最適解は(RF部隊に)「2B14」や「PP-93」のような高火力重装部隊の支援を取り付けることです。
しかし、常に重装部隊の支援を取り付けられるとは限りません。無重装でMGキュクロープスと戦闘をする場合、後列敵を攻撃出来るRF部隊で相手取るのが無難です。MGキュクロープスは部隊に与える損害規模が大きい敵ですから、上手くターゲットリセットをして、優先的に処理しましょう(多少の被弾は仕方がありません)。
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④ケリュネティスSWAP
【基本情報・攻略法】
従来のケリュネティスと殆ど同じです。火力は通常個体に比して高いものの、基本的に耐久性がなく脆弱なユニットです。MGキュクロープスと同じく「高火力/紙耐久の後方敵」という立ち位置だと言えます。
従って、攻略法もMGキュクロープスと殆ど同じで、①2B14やPP-93等の高火力重装部隊に戦闘を支援させる ②タゲリセ等を駆使しつつ、RFで優先的に撃破する という攻略法が特に有効です(尤もMGキュクロープスよりも脅威度は低いので、そもそも「攻略」が必要な敵ではないと思いますが)。
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⑤イージス_GA_SWAP
【基本情報・攻略法】
お馴染みの装甲型の敵タンクです。基本的な性質(特性)は通常個体(イージス)のそれと同じで、装甲値は200弱くらいあります。但し、従来のイージスとは異なり、攻撃スキルを持っているので、その点には注意が必要です。
上の画像を見れば分かるように、開幕CT10sでイージスSWAPは前方範囲に電撃のようなものを放出してきます。この新スキル攻撃は「リンク攻撃」であり、前衛のHGがまともに受けると、一撃で重傷になりかねないほど強力なものです。しかし、素の火力値自体はそこまで高くないので、タンク役に吸収盾を付与することで、被害を最小限に抑えることが出来ます(緑ウーランとは異なり、吸収盾の付与量が多くない場合でも問題ない筈です)。
又、根本的な話になりますが、イージスSWAPは装甲値がそこそこ高い上、厄介な後列敵を同伴していることが多いです。そのため、攻撃1発あたりの火力が比較的低く、前衛敵から狙う(一般的な)「AR」を使うことはおススメしません(RFが無難です)。
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⑥コイオス
コイオスは第4期正規軍敵であるため、新規敵ではありません。しかし、これまで登場回数が少なかったこと、コイオス自体が今回のランキングの難易度を底上げしている厄介な敵であることを考慮して、例外的に取り上げさせていただきました。
【基本情報】
コイオスは「中HP/中火力/中装甲」のエリート敵です。緑ガンダムと同様に、射程が非常に長いことが特徴的です。更に緑ガンダムよりも人の心がない面倒くさい攻撃を仕掛けてくるため、全少女前線ユーザーから嫌われてます。間違いなく今回のランキングで最もプレイヤーを苦しめてくる「諸悪の根源」でしょう(ベクトルは違いますが、前ランキングのSRネイトのようなものです)。あまりの凶悪さに闇墜ちしてしまった指揮官も多数います。
攻撃パターンは全部で3種類あります。いずれも厄介且つ回避困難な攻撃なので、コイオスと戦闘する際は相応の部隊で相手取りましょう。
①ランダム射撃
後列のアタッカーも狙われる可能性があります。単発のダメージ値はそこまで高くありませんが、何度か狙われるとアタッカーのリンクが減少して、部隊戦力が大きく削られてしまいます。
②先頭人形の爆撃
リンク攻撃です。HGがまともに喰らうと、一発で大破します。HGやSMGがターゲットとなった場合は、偶に回避することもありますが、爆撃の命中値は決して低くないので、基本的には当たることが多い印象です。
又、爆撃ターゲットの「1マス後ろのマス」も爆撃範囲に含まれるので、ターゲット以外の人形が爆撃に巻き込まれないように、人形コントロールを行う必要があります。
③煙幕
ランダムな対象に煙幕を投擲し、移動速度を低下させます(ダメージはないです)。部隊移動のスピードは「最も足が遅い人形の移動速度」です。そのため移動速度中(直前)に煙幕を喰らうと、基本的に部隊移動の所要時間が長くなり、その結果被弾回数が増加します。
【攻略法】
攻略法はいくつかあると思いますが、各攻略法に共通して言えることは「コイオスと相性の良い部隊を使う」ということです(当たり前ですね)。絶対的な基準ではありませんが、基本的に、
①「吸収盾」を部隊全体に付与出来る人形(MPL、マカロフ etc.)
②移動速度up系の人形(キャリコ、漢陽 etc.)
が部隊にいるとやりやすいです。
「吸収盾」はコイオスの「ランダム射撃」からアタッカーを、「爆撃」からタンク人形を保護することが出来ます。移動速度バフがあれば、部隊移動の時間が短くなり、その結果被弾回数が減ります。
又、戦闘面でとにかく楽をしたいという指揮官は、鉄血部隊を使用すると良いです。マンティコアやニーマム、ゴリアテ工房は、そこそこの装甲を持っているので、コイオスのランダム射撃を1ダメージに抑えることが可能です。更に、全身吸収盾人形のアルケミストや、大量のデコイユニットを召喚する魔女イントゥルーダーを採用すれば、高ダメージ攻撃である「先頭人形への爆撃」も無効化出来ます。後の方に動画を貼っておくので、参照してみて下さい。
(但し、本ランキングは鉄血部隊を採用すると、ランキング精算時に獲得出来るボーナス得点が下がってしまうというデメリットもあります。が、初中級者指揮官、ランキングで楽をしたい指揮官にとっては、微々たる点数損失なので、気にせず積極的に使っていきましょう)
撃破部隊の具体例を幾つか紹介しておきます。
①アルケミスト(戦闘難易度:極低)(初中級者推奨)
②魔女イントゥルーダー(戦闘難易度:極低)(初中級者推奨)
③漢陽+守護妖精(戦闘難易度:中〜高)
④スオミ+Scar+MPL編成(戦闘難易度:低~中)
⑤G36cテンプレ部隊(戦闘難易度:中〜高)
⑥M4EX(戦闘難易度:中〜高)
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⑦ エゴール(AA-02)
【基本情報】
基本的に偏極光ランキングに出ていたエゴールと変わりません。が、1点だけパワーアップしている部分があります。それは、一定時間が経過する毎に3体のダクティルが召喚されるということです。
攻撃のパターンは全部で3つあります。一応、各攻撃に対する対処法例を記載しておきますが、後述の【攻略法】のやり方を採用すると、殆どノ―コントロールでエゴールを撃破出来ます(基本的には【攻略法】に記載しているやり方を推奨します)。
①両端6マス爆撃
対処法:各人形を逆T字状に配置。両端の人形を位置交代させ、エゴールの攻撃が着弾した時点で、中央らへんでクロスするくらいに調整する
②任意の4マスに爆撃
対処法:普通に狙われた人形を移動させて回避する
③全てのマスに爆撃
エゴールの残りHPが「7割」「4割」になった時にこの全体攻撃が行われます。
対処法:スオミやアルケミスト、マカロフやHS2000等の吸収盾スキルを扱える人形を使用する
【攻略法】
結論から言いますと、「スオミMOD」か「アルケミスト」を使ってエゴールを撃破することを強く推奨します。これらの人形は本ランキングのエゴールを「単体撃破」することが可能だからです。緑ウーランの項でも説明したように、両人形とも吸収盾の付与量や展開サイクルが非常に優れています。加えて、攻撃性能にも期待できますから、大体5分程度の時間があれば戦闘が終わります。
戦闘が始まったら、スオミ(アルケミスト)以外の人形を撤退させて、スオミ(アルケミスト)をキーパッド6番に配置して下さい。後はそのまま5分くらい放置すれば、エゴールがいつの間にか死んでいる筈です。
※アルケミストを使用する場合、キーパッド6番配置後、コマンドを「堅守」⇒「殲滅」に切り替えて、エゴールに接近させる必要があります。接近した後はまたコマンドを「堅守」に戻します