かふかのドルフロ・少前攻略

主に初心者~中級者のドルフロ指揮官を対象として、イベント攻略や新規コンテンツに関する記事を作成しております。

次世代環境人形-G36c(MOD)について

 

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どうも皆さんこんにちは。かふかです。

挨拶はそこそこにして、早速本題に入りますが、今回は先行鯖のランキングで猛威を振るっているG36c(MOD)について色々書いていきたいと思います。と言っても、結構前にTwitter等で話題になっていたので、わざわざ私が言及する必要はないかもしれませんね(まぁそれはそれとして、ネタが思いつかないので書くのですが)

 

目次:

1.基本情報

2.運用上のテクニック

3.現在までの実績と複製の必要性

 

 

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【1.基本情報】

まずは「陣形効果」と「スキル内容」の変更点を見ていきましょう。MOD化に伴い、「陣形効果」が下記のように上昇しました。陣形の形・付与対象については変わりありません。

火力:10%→15%

射速:8%→10%

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まぁ他のMODと似たような上昇比率なので、陣形については、特筆すべき点はないように思えます。

 

問題は次、つまり第2スキルの内容です。このスキルが既存のSMGの常識を覆す、極めて強力な効果を持っています。

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第2スキル:庇護者共識

戦闘開始後、自身に50ダメージを与えた後に、「庇護」状態になる。自身が「庇護」状態である時、リンク数が減少しなくなる。

「庇護」状態の持続時間は、部隊内のAR・SMGの数によって変動する。具体的に言うと、AR or SMGの数1体につき、4sの持続時間を得る(→max20s)

又、戦闘に勝利する度に持続時間は20%(基本4s)ずつ逓減する(最大3重)

 

大雑把な訳で申し訳ないですが、大体こんな内容のスキルです。まぁ細かいところを無視して要約すると、これは「開幕から長時間無敵になれるスキル」ですね。そんなのありかよ羽中。

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一応、制約らしきものはあります。

上の訳文にもある通り、

①庇護状態(≒無敵時間)の持続時間は部隊内のSMG・ARの数に依存する

②戦闘に勝つと(連戦するにつれて)、庇護状態の持続時間は短くなっていく。

③戦闘を行う度に、G36c自身に50の自傷ダメージが入る。

という3つの点ですね。

 

①の制約は、G36cを運用する場合、部隊の構成が限定されていることを意味します。運用時は必然的にAR SMG構成になってしまうので、例えば二重乱数や鏡像論で活躍した「フォースシールド+RF」みたいな使い方は出来ないわけです(或いは効用をあまり感じられない使い方になります)

 

②の制約である「庇護状態の持続時間」については、具体的な数値を見ていきましょう。(AR SMGを計5体使っている編成と仮定します)

1戦目→持続20s(4s×5=20)

2戦目→20sー20s×0.2=16s

3戦目→20sー20s×0.2×2=12s

4戦目以降→20sー20s×0.2×3=8s

このように連戦するほど、庇護状態の持続時間は逓減していき、最終的には当初の4割ほどの時間にまで短縮されてしまいます。

 

③の制約は書いてある通りです。戦闘が開始するとG36cは毎回50ダメージを受けます。こちらも具体的なシチュエーションを考えてみましょう。

1戦目で庇護状態になったG36cは、最終的に865(後1ダメージでも受ければ5リンクから4リンクに減るという状態)のHPを残して戦闘勝利しました。この状態で次の戦闘に行くと、開幕の自傷ダメージ50を受けてしまうので、4リンクになってしまいます。そして又、後1ダメージ受けると、4→3リンクに落ちてしまうという状態で2戦目の戦闘に勝利します。そうすると3戦目では又開幕の自傷ダメージでリンク数が3に……(以下ry)

長々と説明してきましたが、ここで強調しておきたいのは、「庇護状態」とは、実質的な無敵状態ではあるものの、厳密に言うと「その戦闘ではリンク数が減らない」というスキル効果なので、「戦闘で1ダメージも受けない」ことと同義ではないということです。G36cは1リンク分を超える総量のダメージを受けると、「後1ダメージ受けるとリンク数が減る」と言う状態になります。そして、「自傷ダメージ」は庇護状態に入るための要件であり、庇護状態に入る「前」に受けるものなので、当該効果によって無効化することが出来ません。そのため、連戦していると結局はG36cのリンク数は1ずつ減っていってしまいます。

 

 

G36cを使ったことない指揮官が見れば、結構痛い制約にも思えるかもしれませんが、実態としてはこれらの制約があってもG36cは圧倒的に強いです。

①については、乱流+前の新装備の実装を経て、AR自体の地位が以前より大幅に上がっていたこと、先行環境ではG11のみならず、AK-15やAN-94、リベロール等の人形が強力なMODとして実装されていること等を背景に、AR SMGという構成自体が1つの有用な選択肢となっているため、致命的な制約にはなり得ません。

②については、最終的に効果時間が4割になったとしても、G36cは他の壁役人形より圧倒的に優位に立つので、問題ないです。考えてもみてください。これまで開幕コンマ0sの時点から(実質)無敵になれる人形がいたでしょうか。加えて、G36cは第1スキルとして「フォースシールド」を持ってます。第2スキルの庇護効果が8s程度だったとしても、この効果が切れたタイミングでフォースシールドを発動させれば、更に4s延命出来ます。

6割減でも良いじゃない、(実質)12sも無敵だもの

かふか

③については、「2.運用上のテクニック」の項で詳述しますが、ここでは自傷ダメージを無効化する抜け道があるとだけ言っておきます。

 

結局の所、3つの制約とも、G36cの強さの本質を損なう程度のものではないということですね。

皆さん、安心して(脳死で)運用しましょう。

 

基本情報の最後に「専用装備」についても触れておきます。

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移動速度+3/回避+40

移動速度が上昇するのは中々珍しいですね。回避については旨味が+5しかないので、一見すると微妙な専用装備に見えますが、G36cは極限的な戦闘でこそ、その真価を発揮するので、緻密なコントロールが要求される場合も少なくありません。この点を考慮すると移動+3(=HGと同じ速さで動ける)の恩恵は小さくなく、個人的には作成の価値は一定程度あるのかなと思っています。まぁ最悪なくても何とかなる気もします(どっちやねん)

 

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【2.運用上のテクニック】

G36c MODにはスキル説明文には書かれていない重要な仕様が3つほどあります。特にランキングを重視するプレイヤーにとっては、これらは無視出来ないほど重要なものですので、要確認です。静風点ランキング未経験にも関わらず、3つとも「うんうん知ってた」という方については、謙遜せずに今すぐドルフロ博士を名乗って下さい。

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①「自傷ダメージの無効化」

最初の項で説明した通り、G36cが庇護状態になるためには、自傷ダメージを受ける必要があります。そしてこの自傷ダメージによって、段々と人形リンク数が減っていくということが往々にしてあるということも話しました。しかし、自傷ダメージを受ける前にG36cにHP50分以上のシールドを付与することが出来れば、実質的にこれを無効化するが出来ます。

最も有名且つ実用的な対策法は、SP-9(ポアンカレ回帰登場)を編成に入れることです。SP-9は開幕ARとSMG全体に対して、シールド(なんと丁度50点分)を付与するスキルを持っています(これはあくまでsp-9のスキル内容の一部です)

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又、起用例は少ないですが、守護妖精や応援妖精のスキルでも同じことが可能です。但し、応援妖精については戦闘するマスの占領状態によっては、開幕シールドの効果を得られないので、安定性に欠けているというデメリットもあります。

 

②「FS先行発動」

G36cは開幕自傷ダメージを負うという点について前に触れましたが、厳密に言うと自傷ダメージを負うのはG36cが最初に止まった瞬間です。そのため、「移動中」は自傷ダメージを受けず、それに伴う庇護効果も付与されません(人形のスキル発動と同じ話ですね)

この仕様を利用して、開幕G36cを移動させる等して自傷タイミング(=庇護効果付与タイミング)を遅らせることで、庇護状態を効果的に延長出来る場合があります。例えば、戦闘開始から6s後に敵の攻撃が初めて飛んでくる戦闘であれば、5.9s時点で庇護効果を発動させた方が良いですよね?0s時点で発動させてしまうと、0〜6s時の庇護効果は無駄になるからです。

この仕様を更に発展(悪用とも言う)させると、より庇護スキルを効果的に発動させることが出来ます。それが所謂「FS(フォースシールド)先行発動」というテクニックになります。これについては動画を見た方が早いと思います。

 

動画:https://youtu.be/4Hf6q32E3Bs

 

何をやっているか一応説明しますと、庇護効果が付与される直前にフォースシールドを発動させています。人形のスキル(勿論FSを含む)というのはたとえスキル発動ボタンが押されていたとしても、「移動中」には発動しません。移動を終えてどこかの陣形マスの中で止まった時に初めて発動します。そして、先程述べた通り、G36cの庇護効果(自傷ダメージ)もこれと全く同じ仕様で、陣形マスにG36cが止まって初めて発動されるものです。

では、「移動中且つ庇護効果未付与」のG36cについて、フォースシールドのスキル発動ボタンを押すと、どういう挙動になるのでしょうか。

答えは、①フォースシールド発動 ②自傷ダメージ ③庇護効果付与 という挙動になります。

ということは、理論上は②と③の間に「G36cの移動」という行動を差し挟むことが出来れば、フォースシールドが効果が切れたタイミングで、③の庇護効果をG36cに付与することが出来るという話になるのです。そして実際に動画内でも行われている通り、これは人力でも可能な所業です。

この一連の流れ及びテクニックを「FS先行発動」と呼んでいます。「先行」というのはFSが庇護効果付与より早いということを意味している訳です。

ただこの技は非常に発動させるのが難しいです。というのも、②と③の間に移動を挟み込むことの出来る猶予フレームが1、2Fくらい(?)しかないためです。しかし、最近「凍結時間」という新しいコントロール設定が実装されたので、慣れれば3〜4回に1回くらいは成功出来るようになると思います。あくまでランカーを目指している指揮官に限った話ですが、このテクニックはランキングで時々使うことになるので、要練習かもしれません。

 

③「スキルskip」

これは自傷ダメージを受ける「前」にG36cを撤退させる(=庇護スキルを発動させない)ことで、前述のスキル制約である「庇護持続時間の逓減(短縮)」を無視することが出来るというテクニックです。これを利用すると、雑魚敵との戦闘でG36cの貴重な庇護持続時間が短くなってしまう事態を回避することが出来ます。例えば、1戦目〜3戦目は雑魚敵だけど4戦目は強敵、というような場面で、G36c部隊を普通に運用すると、4戦目での庇護持続時間は8s程度しかありませんが、このテクニックを1〜3戦目で使った場合、4戦目での庇護持続時間は倍以上の20sになります(万全の状態で強敵戦に臨めます)

 

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【3.現在までの実績と複製の必要性】

ここでは、これまでどういった場面でG36が活躍したのかという点について具体的に見ていきたいと思います。加えて「複製の必要性」についても軽く触れるつもりです。

 

実績①:V.S 64Wヴィシュヌ

(静風点G-4ランキング)

動画リンク:https://youtu.be/hzxE7FYTX7Y

 

執筆者補足:

64Wヴィシュヌは静風点ランキングで最も強い敵です。「パラデウス犬/ SMGネイト/ハンニバル/ケルーブ/RFネイト」という隙のない構成をしています。そしてこの敵編成をG36cを使わずに倒したランカーはいないと思われます(狭い範囲ながら、アタッカーにはRFB等の一部代替性がある)

G36cを反復横跳びさせているのは、RFネイト(後列貫通攻撃をしてくる)のタゲをG36cただ一人に固定するためです。後に解説する「FS先行発動」や「スキルskip」等の運用上のテクニックを利用することで、この戦闘ではG36cは33s経過するまで敵のダメージ無効化することが出来ました。それでも64Wヴィシュヌの撃破時には、大体部隊はボロボロになっているので、この戦闘の過酷さが分かるのではないかと思います。

 

実績②:V.S 80Wミノタウロス

(異性体復刻ランキング 混沌落幕+)

動画リンク:

https://m.bilibili.com/video/BV1kv4y1g7ag?p=2

 

執筆者補足:

リンク先の11:00の所から戦闘開始です。CNランカーのアクシズ教徒さんの動画を引用させていただきました。80Wミノタウロスは、異性体の復刻ランキング「混沌落幕+」の正規軍エリアで登場した強敵です。構成は「ヒドラ/ミノタウロス/ケリュネティス」というものです。こちらの敵はG36c部隊でなくとも倒すことが可能(例えばLTLXM4とか漢陽海灘とか)でしたが、個人的にはG36c部隊がランキングとしては最適解だったように思います。G36c部隊はオルトロス等、正規軍エリアの他の敵と相性が良く、又漢陽海灘部隊等と異なり、「空挺妖精」を使用しても80Wミノタウロスをノーダメで撃破可能であるためです(本筋ではないので説明をだいぶ簡略化してます)

 

 

◆複製の必要性について

結論から言いますと、TOPランカーを目指している方は複製を推奨します。in 100以下を目標としている方は1体で問題ないです(勿論1体は絶対に育成して下さい)

実際に静風点ランキングのCN TOPランカーはG36cを2体使用していました。ここまで記事を読んでいただいた方については、G36cがカルカノ妹のような、性能環境を大きく変えてしまうような人形であるということを分かっていただけたのではないでしょうか。私の予想で保証はどこにもありませんが、少なくとも後半年の間はG36c・スオミ環境が続くと思われますので、静風点以降のランキングでも活躍の場は多くあるでしょう。

複製上注意しておきたいのは、G36cは単体では真価を発揮出来ないので、同じ部隊に編成する強力なARやSMGも複製しなければならないという点です。G36c単体を複製するのではなく、G36c部隊を丸ごと複製するといった方が正確かもしれませんね。他の複製人形候補としては、SP-9、リベロールMOD、AK-15MOD、G11MOD等が挙げられます。AN-94MODやRFBにも適性があるので、リベロール以外のARの複製はマストではないと個人的には思っていますが、この点についてはあまり自信がないので、有識者の方に意見を伺いたい所です。

このように、G36cの複製のコストは非常に高いです。更に最近の先行鯖では、同じく次世代環境人形のスオミ MODが実装されたことにより、SMGは2強となりました。これらの2点を考慮すると、G36cを3体以上複製する実益はあまり見込めないのではないかと私は思っていますが、3部隊以上複製してもランキングでの採用枠自体は今の所あるので、指揮官によっては3体(部隊)以上の複製も1つの選択肢としてはあるのかなという感じです。

 

【後書き】

ここまで読んでいただき有難うございました。記事を書き始めた当初は、「スオミMODとの性能比較」という項を設けていたのですが、そもそも研究不足だったので今回は断念しました。いつか取り上げるかもしれないし取り上げないかもしれません。

それではまた次回の記事でお会いしましょう